家族との付き合い方
高齢者の介護施設や在宅でのケアはホスピスの運営理念と同じであるということがいわれています。利用者本人に対する徹底した支援ケア、家族に対する援助、職員、家族、ボランティアを含めたチームワーク、そして、相互の密接なコミュニケーションです。
今日は家族との付き合いのあり方について考えてみましょう。
家族といってもいろいろな事情を抱えています。
老々介護を続けてこられて疲れ果てている人。
数多くの親族の同意を得ることが出来ないままに公的介護を受け入れざるを得なかった人。
要介護の利用者の年金に依存している人。
家庭内暴力に苦しめられた妻が脳卒中で倒れた夫を入所させて、ほっとしたという人…。
家族の抱えておられる問題、苦悩、心配などについて、私たちは知らされない限りは知る余地もありませんが、まず、どんな家族にもそんな問題をお持ちであることを思いやりながら、利用者本人と家族の真の幸せを目標に関わりを続けましょう。
目標は利用者本人の笑顔と共に家族にも笑顔になっていただくケアです。
ケアアセスメントやケアプランづくりの過程における家族とのコミュニケーション、折々に利用者の近況を知らせる情報伝達、家族からの悩みや、相談に対応する温かいカウンセリング、こうしたかかわりを通して本人利用者も家族も私たち職員も共に自己実現を果たしていけるよう、今日も職員がお互い連携を保って励みましょう。

